3-9 １５万円の応接セットを買いました。全額経費になりますよね？
(回答）
中小企業者については、平成１５年４月１日以降に取得し、事業に利用した３０万円未満の資産は全額経費にできるようになりました。
大企業は引き続き、１０万円以上の消耗品は固定資産（減価償却資産）となり、一度に全額経費にはできません。
減価償却資産はその耐用年数に応じて、毎年、一定の方法（定額法等）で経費に計上します。
また、20万円未満の減価償却資産は一括して3年間で均等に償却することもできます。
（減価償却計算例）
応接セットを４月に１５万円で取得 耐用年数８年 残価率１０％ 定額法による償却率 0.125
150,000円×（1-0.1）×0.125×9月/12月＝12,656円
となり、この年の経費（減価償却費）は12,656円となります。
これを一括償却資産とすれば、
１５０，０００円×１２/３６＝５０，０００円
となり、この年の経費は５０，０００円になり、上記の定額法による方法よりも有利になります。
利益がでているからと金額の高いものを買って全額経費になると勘違いしないようにご注意ください。
ご相談・ご依頼・ご意見
（メ−ルを頂いた方に「オリジナル事務所通信」を差し上げます）
Copyright(C) 2003 Michitaka Nakamura Tax Accountant Office. All Rights Reserved.